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第2回 ヤスコ先生の食育コラム『初めての離乳食』

第2回ヤスコ先生の食育コラムが到着しました!ヤスコ先生のプロフィールはこちらから

前回は『食育の必要性』について、子どもの成長や発達段階を意識すること、そして何よりお母さんが無理なく楽しんでできる食育をすることが大切だと学びました。

そして第2回は『離乳食について』です
初めてのお子さんを持った方は、特にわからないことも多いと思います。
離乳食を始める時期や献立、食べさせる量や、お母さんの心持ちなど、離乳食を始める準備をしてもらえたら嬉しいです。

それでは第2回スタートです!


 

第2回 ヤスコ先生の食育コラム『初めての離乳食』

初めての離乳食

 

5~6か月になると「離乳食」をはじめることになります。
赤ちゃんにとっては初めての経験になります。ポイントを理解しながら、進めていきましょう!

1.なぜ離乳食が大事なの?

母乳・ミルクだけで栄養をとって大きくなってきた赤ちゃん。だんだんと自分の力で食べ物から必要な栄養素を摂ることができるようにするための、「練習」のための食事だからです。

2.スタート時期は?

生後6か月くらいからといわれていますが、成長の個人差もありますので以下のことを確認してください。

首がしっかりとすわっている。

大人の食事中に口元を動かすなど、食べることに興味を持ち始めた。

手で支えてあげると座れるようになった。

スプーンなどを口に入れても嫌がらない。

すぐに舌で押し出す様子がなければ、赤ちゃんが元々持っているおっぱいを吸うための反射(哺乳反射)が少なくなってきていることを示していますので、離乳食を開始してOKです。

赤ちゃんのご機嫌や体調の良い日を選んで、(もちろんママの体調が第一優先です!)

初めての離乳食を与えてみましょう。

3.離乳食初日に与える献立と量

はじめてのひとくちは、おかゆです。お米は一番消化がよくおなかに優しいからです。

「10倍粥をなめらかにすりつぶしたもの」を小さじ1だけ与えます。(小さじ1とは計量スプーンの小さじ1杯(5ml)です)意外と喜んで食べるので、たくさん上げてしまうママもいますが、おなかがびっくりしないように気を付けましょう。

10倍粥とは、お米1に対して水10の量で炊いたお粥のこと。

大人用のご飯を炊く際に、陶器の湯のみやマグカップなどの耐熱容器にこの割合のお米と水を入れて、お釜の中央に置いてスイッチを入れれば、簡単に作ることができます。

この10倍粥を離乳食専用に新しく用意した「すり鉢」ですりつぶし、人肌に冷ましてから、赤ちゃんが口に入れやすい小さなスプーンで少しずつ5回程度に分けてすくい、食べさせます。

4.回数と時間帯

離乳食開始から1~2ヶ月の間は、1日1回、時間は午前中の赤ちゃんが機嫌の良い時間にあげましょう。

なぜ午前中かというと、離乳食を進めるにつれ、与える食材は増えていきますが、

万が一、食物アレルギー反応が出てしまった場合、すぐに病院へ連れていくことが出き、安心だからです。

また、毎日同じくらいの時間にあげると、生活リズムだけでなく胃腸の訓練にもなっていますので、おなかのリズムをつけていくことができます。そうはいっても10時、などと決めると赤ちゃんのご機嫌やママの用事などいろいろ事情がありますから、

「午前のお昼寝から起きたらあげる」などのルールを決めておくと良いでしょう。

5.離乳食の目的と注意点

スタートしたこの時期は、ミルク以外のものを受け入れて、「食べ物を飲み込む」トレーニングができればOKです。ただし、初めてのことなので、赤ちゃんが嫌がったり、食べたり食べなかったりを繰り返すかもしれません。

まだまだこの時期は栄養のほとんどを母乳やミルクから摂っているため、気にすることはありません。嫌がる場合は、赤ちゃんの受け入れタイミングが合わなかったサイン。無理に食べさせたりせず、ひとさじだけでも口に入れて飲みこんだら「よし」としましょう。

離乳食を食べ終わったら、赤ちゃんが飲みたい分だけ母乳やミルクを与えましょう。


第2回目はここまで
食べないと心配になることもあるかと思いますが、タイミングを上手につかんで、少しずつ進めてみてくださいね!
ヤスコ先生へのご質問などありましたら、ホームページからご連絡ください!

次回もお楽しみに

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