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第9回 ヤスコ先生の食育コラム『1歳6か月ってこんな時期なのです!』

第9回ヤスコ先生の食育コラムが到着しました!ヤスコ先生のプロフィールはこちらから

言葉を覚え始めおしゃべりが上手になり、手先も器用になる時期を迎えると、だんだん「自分でやりたい!」「チャレンジしたい!」という自我が芽生え始めます。いわゆる『イヤイヤ期』です。目安として1歳6か月ごろからと言われますが、食事においても『イヤイヤ』が出始め、苦労も絶えないと思います。小さいときは好きだったものも手をつけず、野菜など嫌いなものには一切手をつけない。「せっかく作ったのに…」と残念な気持ちになり、栄養が足りているのかなと心配になる時期ですね。
そんな1歳6か月ごろの成長段階を知ることで、『出来る工夫』や『諦めていいところ』を知り、食事に対する想いも変わってくると思います。

読んだあとに少しでも“気持ちのゆとり”が生まれてくれたらうれしいです

それでは第9回スタートです!


第9回 ヤスコ先生の食育コラム

1歳6か月ってこんな時期なのです!

大人が悩む、1歳6か月ごろの成長段階
  1. 好き嫌いが強く出てくる
    子どもは大人よりも、野菜の苦みを感じやすいので、緑色や紫色の野菜が苦手
  2. 集中できない、食べムラがある
    いろいろなことに興味が出てくるので、じっと座って食べるなどが難しい
  3. うまく噛めない

    まだまだ上手に噛む練習中
    奥歯も生え揃っていないため「すりつぶす」がまだ苦手

お悩みスッキリ!大人の工夫
(1)好き嫌いはどう対応するの?

・嫌いな食品があっても、家族と同じメニューを提供しよう!
・1口でも食べることができたら、たくさんほめてあげよう!
・料理の工夫で食べやすくしてあげよう!

⭐ピーマン
・さっと茹でて冷凍⇒苦味が和らぎます!
・ケチャップを使う⇒味が和らぎます!

⭐人参
・すりおろしてから炒める⇒臭みが減ります!
・バターで炒める⇒臭みが減ります!

⭐なす
・皮をむいて細かく切る⇒独特な食感が消え、食べやすくなります!
・ケチャップや味噌、チーズを使う⇒味がマイルドになります!

⭐ヨーグルト
・凍らせてアイスにする

⭐トマト
・新鮮な採れたて、甘いフルーツトマトで『食べられる』自信をもたせる

おすすめポイント
家族で食卓を囲み、おいしそうに食べる姿を見せることが大切です
1口食べるだけでも、味覚や食感の経験になります!これが大事
苦手な食品を1口でも食べられたときには、たくさんほめてあげましょう

(2)集中しない、食べムラはどう対応するの?

「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶で「食事の時間」にメリハリを!
→テレビは消す、おもちゃは片付ける、など、集中できる環境を作る!感覚で覚えよう!
→食事の時間を決め(20~30分で切り上げる)、だらだらとお菓子を食べない!など

(3)よく噛むようにするためにはどうするの?

家族と一緒に食べる時間を設けて、優しい声掛けで、噛む楽しさを伝えよう!
いろいろな食材にチャレンジし、食感の経験を積んでいこう!

大人が楽しむ!食事に対する心構え

『なんで食べないんだろう』
『なんで座っていられないんだろう』
『なんで噛まないんだろう』

ご飯を食べ始めて1年。まだまだ発達途上で、練習中です!
お子さんが座っていられないのであれば、お母さんがぎゅっと抱っこをして食べさせてあげてください。
集中して食べることがまだまだ難しい年齢なので、おうちの方は大変ですが、
少しずつ成長しているところをみつけて、楽しい食事にしていきましょう!


 

 

 

 

 

 

第9回目はここまで
園でも食事の時間は「まず楽しむこと!」としています。「きょうのきゅうしょくなあに?」と登園したら聞いてくれる子もいるぐらい、給食の時間は楽しみなものです食べられないものがあったとき、『ひと口でも挑戦して食べられたら褒める!』、この状況を待ち、瞬間を見つけ続けています!
なかなか家族全員で食べられることは少ない日もあるかと思います…。週に1回でも家族全員で、同じものを同じ時間で一緒に食べる日を作り、大人も一緒に“楽しい食事の時間”にしてください
ヤスコ先生へのご質問などありましたら、ホームページからご連絡ください!

次回もお楽しみに

 

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