第8回ヤスコ先生の食育コラムが到着しました!ヤスコ先生のプロフィールはこちらから
離乳食も進んで、2回、3回食に進んでくると、「離乳食作りが大変」「何を作ったらいいかわからない」「ワンパターンになってしまう」などといった相談を受けることがよくあります。
第6回の食育コラム『ベビーフードの利用について』をもう少し詳しく解説して頂きました!
それでは第8回スタートです!
第8回 ヤスコ先生の食育コラム
食の楽しさいっぱい!だけど大変になる、9~11か月頃の離乳食
ベビーフードの利用について
おうちの人が疲れてしまっては、赤ちゃんと過ごすことが辛くなってしまいます。
忙しい時や疲れている時、離乳食作りに行き詰ったときには、ベビーフードを上手に活用してみましょう。
ベビーフードを使うメリット
- 食の選択肢が広がる
9か月以降は肉や魚など、様々な食品にチャレンジしていく時期です。ベビーフードを使うことで、家庭で調理しにくい「牛肉」や「レバー」などを食べやすい形態で与えることができます。
- 災害時の備えになる
普段から定期的にベビーフードを買う・使うことで、赤ちゃんも既製品の味を受け入れられます。もしもの時の備えになります。
- お子さんと過ごす時間が増える
手作りにこだわりすぎてお子さんと過ごす時間が減ってしまう、疲れてイライラしてしまうことは避けたいものです。ベビーフードをうまく使って、お子さんとゆったり過ごす時間や保護者の方が休める時間を作りましょう。
ベビーフードを知る
- 味付け・食品添加物について
日本ベビーフード協議会では月齢に合わせて塩分量を制限しています。
また、食品添加物の使用も最小限にとどめている、または使用していないものも多いので安心して利用できます。離乳食の味付けや、硬さ、大きさなどの参考にしましょう。 - 量について
ベビーフードのパッケージには、このように栄養量がわかりやすく記載されています。
たとえば、このベビーフードのおかずはたんぱく質が少なめです。
「豆腐を加えてみよう」「おかゆにしらすを混ぜてみよう」と、保護者が足りない栄養をプラスして利用していくことが大切です。また、工場で作っているベビーフードだけだと、同じような食感になりがちです。野菜、果物をプラスしたり、様々な食材にチャレンジして食感の経験を積んでいきましょう。 - 鉄のとり方
生後4か月頃まではママのお腹の中でもらってきた鉄分を代謝しながら赤ちゃんは大きくなります。生後5か月頃からは離乳食でしっかりと鉄分をとることが重要です。
ミルクを1日に500ミリリットルくらい飲むお子さんであれば、鉄不足の心配はほとんどありませんが、母乳のみのお子さんはどうしても鉄が不足しがちです。
毎食、肉・魚・卵・大豆製品の、たんぱく質を多く含む食品や、緑色の濃い野菜を食べさせ、積極的に鉄をとりましょう。 - フォローアップミルクは飲ませたほうがいいの?
フォローアップミルクは生後9か月以降の乳幼児に飲ませることができるミルクです。
この時期に不足しがちなカルシウム、鉄が強化されています。離乳食にプラスすることで栄養素の不足を防ぐことができます。
また、牛乳には鉄がほとんど含まれていないため、1歳になったからといってすぐにミルクを牛乳にする必要はありません。
ただし、フォローアップミルクには亜鉛がほとんど含まれていません。
早期産や低出生児のお子さん、離乳食の食べ方が少ないお子さんには、通常の育児用ミルクを使用することをおすすめします。
第8回目はここまで
知識としてベビーフードを知ると、「このぐらいでも大丈夫!」、「今後のため、万が一のときのために食べさせてみよう!」といろいろな理由となり、心に余裕ができますね上手にベビーフードを活用しながら、食事を楽しみ、お子さんの成長を楽しんでくださいねそして食べられるようになったものが増えたとき一緒に喜び、たくさん褒めてあげてくださいね
ヤスコ先生へのご質問などありましたら、ホームページからご連絡ください!
次回もお楽しみに