第3回ヤスコ先生の食育コラムが到着しました!ヤスコ先生のプロフィールはこちらから
前回は『初めての離乳食』について、考え方や具体的なスタート時期、献立などを教えてもらいました。離乳食の目的がわかるだけでも、少し心にゆとりが持てたのではないでしょうか
そして第3回は『離乳食に慣れてきたら』です
次のステップへと思ったら、なかなかうまく進まない…どうしたらいいんだろう…と悩むことも多いと思います。
ぜひこの回をご覧いただいて参考にしてください!
それでは第3回スタートです!
第3回 ヤスコ先生の食育コラム
離乳食に慣れてきたら
ミルクやおっぱいだけで生きてきた赤ちゃんが、
自分の力で「消化・吸収・代謝する練習」つまり、
自分の力で食べ物から必要な栄養素を取り込み、栄養として使っていくようになる。
ことを目指しているのです。
1.まず「おかゆ」からはじめる理由
日光と水があれば自分で栄養を作ることができる植物と違って、
私たちは、食べ物から生きるためのエネルギーを得ていかなくてはなりません。
三大栄養素といわれている「糖質」「脂質」「たんぱく質」は、エネルギーをもっている
栄養素です。
その中で、一番消化がよく、胃腸の負担も少ないものは「糖質」です。
日本人にとってお米から慣らしていくことが、おすすめなのです。
その後、主に肉、魚、卵、大豆製品から摂れる「たんぱく質」や、
主に野菜や果物、乳製品から摂れる「ビタミン・ミネラル」を食材から摂れるように
訓練していきます。
2.栄養のことは、まだ二の次でいい
離乳食を進めていくと、
ミルクやおっぱいを欲しがって、離乳食の本などにある「量を食べてくれない」とか、
「主食、主菜、副菜」をまんべんなく食べないとか、
これ(例えばバナナ)ばかり食べる、とか、量やバランスのの質問がたくさん出てきます。
離乳食の進め方の表などを見ると、
その通りいかないと不安になりますよね
そんな時は、「食べる練習中なんだ」ということを思い出してくださいね!
赤ちゃんは、ミルクやおっぱいで、大半の栄養は摂れています。
いきなり「食べ物から栄養素を上手に吸収できる」わけではありません。
(ですから、ウンチの中に、ほうれんそうやニンジンなどがそのまま出てきてしまう時期があるのです^^)
胃腸も訓練を続け、消化し、栄養素を吸収し、そしていらないものだけをウンチとして
外に出す。という流れができるようになっていくのです。
胃腸の訓練だけでなく、あごの発達、歯が生えてくる、視力がはっきりしてくる、など
赤ちゃんは私たちが想像する以上のスピードで成長して、
いろいろなことができるようになってきます。
そんな赤ちゃんの成長を楽しみながら、
上手に便利なサービス(ネットスーパー、ベビーフード、冷凍野菜など)も活用しながら
パパママも、無理をしないようにやっていきましょう!
第3回目はここまで
生まれたばかりの小さな子は、いろいろなことが練習になるんだなと改めて発見しました
ヤスコ先生へのご質問などありましたら、ホームページからご連絡ください!
次回もお楽しみに